100巻1号表紙

2007年1月号表紙

2007年1月号

【表 紙 説 明】 かみのけ座の一角に位置する「すばるディープフィールド」の南西部(大画像)とその中央部の連続拡大画像(右の二つ).上が北,左が東.各画像中央に位置する赤い天体が,最も遠い銀河IOK-1.赤方偏移6.96,距離は約127億1千万光年彼方,ビッグバンから約7億5千万年後の宇宙の原始銀河である.この時代の銀河数はその約6千万年後の数と比べて少ないことがわかった.宇宙の再電離がまだ完了していなかった時代か,暗い初代銀河が形成途上で,明るい銀河に成長したものが少なかった時代を観測している可能性がある.これまで観測が届かなかった宇宙史の重大な転換期に,すばる望遠鏡が初めて踏み込んだ.(EUREKA「赤方偏移の壁突破!」参照)


100巻記念

巻頭言 天文月報100巻によせて 祖父江義明  PDF

EUREKA

彗星雲の起源と進化 樋口有理可  蔵出し
最高赤方偏移ガンマ線バーストの観測 河合誠之,青木賢太郎,戸谷友則  PDF
赤方偏移の壁突破!
z=7最遠銀河で暴く宇宙再電離時代
太田一陽  PDF

雑報

「第20回天文教育研究会・2006年天文教育普及研究会年会」の報告 松村雅文,篠原秀雄  PDF
国際会議「Mapping the Galaxy and Nearby Galaxies」報告
2006年6月25日--6月30日
和田桂一  PDF
日本天文学会 早川幸男基金による渡航報告書
26th IAU General Assembly
岩田 生  PDF

月報だより


天文月報目次一覧へ

天文月報ホームページへ