104巻2号表紙

2011年2月号表紙

2011年2月号

「すざく」衛星がとらえた超新星残骸W49BのX線画像(1.5~7キロ電子ボルト).色は,青,緑,赤,白の順にX線強度が強くなることを表している.東西(図では左右)にのびた,ジェット状の著しく非対称な姿をしていることがわかる.これまで,超新星残骸の高温プラズマではイオンの“電離”が高い頻度で行われると考えられてきた.しかしながら,W49Bを含むいくつかの超新星残骸では,従来の常識に反してイオンの“再結合”が“電離”を上回る頻度で起こっていることが,近年の「すざく」による観測で明らかになった.
(EUREKA「「すざく」が暴いた激動の過去」記事参照)


EUREKA

「すざく」が暴いた激動の過去 ~超新星残骸における再結合プラズマの発見~ 小澤 碧・山口弘悦  PDF
最高エネルギー宇宙線の起源 -マルチメッセンジャー観測への展望 村瀬孔大  蔵出し

天球儀

2010年度天文功労賞 リモート天文台を利用した彗星観測
~2009 MB9をLINEAR周期彗星P/2004 X1と同定
佐藤英貴  PDF
アフリカに天文学を 高橋慶太郎・諏訪理  PDF

雑報

報告:日本天文学会創立100周年記念・世界天文年2009巡回企画展
「宇宙の謎を解き明かす」~防府市青少年科学館ソラール編~
鈴木隆之  PDF
宇宙を学べる大学合同説明会(第一回関東版および第三回中国四国地区) 野澤恵・高梨直紘・松村雅文・
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書評

ギリシャ星座周遊記 鈴木建  PDF

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