106巻8月号表紙

2013年8月号表紙

2013年8月号

【表紙図説明】
乱流ダイナモと呼ばれる物理機構に基づいた最新の磁場モデルを用いて,宇宙大規模構造の地図を偏波ファラデー回転の測度で描いた理論予想図です.右上の二つの赤い領域が銀河団,銀河団から左下方向に連なる緑の領域が宇宙蜘蛛の巣構造です.この研究から,いまだ存在が謎の宇宙大規模構造の磁場が,近い将来の偏波観測で検出しうることがわかりました.さらに,実は天の川銀河の極方向にある系外偏波源のファラデー回転測度に,かなりの割合で宇宙大規模構造の磁場の寄与が含まれている可能性がわかりました.宇宙磁場の本格探査に向けて,ALMA計画と対をなすもう一つの国際電波望遠鏡計画,Square Kilometer Array (SKA)が動き出しています.
(EUREKA「SKA計画で迫る宇宙大規模構造の磁場」記事参照)



SKYLIGHT

ケプラー宇宙望遠鏡データを使い切る新手法 柴橋博資   PDF

EUREKA

SKA計画で迫る宇宙大規模構造の磁場 赤堀卓也  蔵出し
金属欠乏星の化学組成から探る銀河系ハローの形成過程 石垣美歩  蔵出し

シリーズ:ソフトウェア紹介

glafic(Masamune Oguri) 大栗真宗  PDF

追悼

難波 収氏の逝去を悼む 小暮智一  PDF

雑報

2012年度内地留学奨学金による成果報告書 齋藤 泉  PDF
日本天文学会 早川幸男基金による渡航報告書 Galactic Scale Star Formation 百瀬莉恵子  PDF
日本天文学会 早川幸男基金による渡航報告書 Australia Telescope Compact Array 泉 拓磨  PDF

月報だより

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