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予稿の作成ガイド

ジュニアセッションでの発表申し込みは、予稿の受付をもって完了します。予稿は、研究の正式な報告書となる、大変重要なものです。以下の決まりが守られていない予稿は、受理されない場合があります。

皆さんの使っている、それぞれさまざまなPCの環境で作られた予稿原稿は、最終的に予稿集編集担当者がとりまとめ、印刷業者が冊子の形に作り上げます。PC環境の違いで起きる、レイアウトのずれや文字化けなどのトラブルを最小限に抑えるため、以下の作成ルールをよく読み、理解した上で作成してください。また、予稿の役割を理解し、必要な事柄を簡潔にまとめるようにしてください。なお、編集者の判断でレイアウト等に修正が加わる可能性があることをご承知おきください。

ダウンロード

 ■予稿原稿サンプル(Word:2018.12.27版)
 ■予稿原稿サンプル(PDF:2018.12.27版)
 ■予稿原稿テンプレート(2018.12.27版)
 ■投稿前のチェックリスト(2018.12.27版)

  1. 作成方法、提出方法
    • 原則として上記のWordのテンプレートを用いて作成し、Wordファイル(.docx)を提出してください。
    • メール配送上およびレイアウト互換性の理由から、Wordファイルは必ず.docxで送ってください(.docではなく)。
    • Wordの使える環境が無い方は、実行委員会までご相談ください。
    • 予稿原稿は提出フォームから提出してください。ファイルのサイズは5MB以下、またファイル名は「受付番号(2桁)_代表者氏名(半角英字).拡張子(docx)」としてください。
  1. 紙のサイズ、レイアウト、フォント
    • A4 1ページで作成してください。
    • 上下左右に3センチメートルの余白を取ってください。
    • ページ番号は入れないでください。
    • レイアウト(段組など)に特に決まりはありません。
    • フォントは以下のものを使ってください。
      和文:MSゴシック、MS明朝、游明朝,游ゴシック
      英文:Arial、Century
      記号、数式:Cambria Math
    • 文字の大きさは8ポイント以上。図中の文字も同程度以上の大きさにしてください。
    • Wordの以下の機能あるいは同様の機能を用いた文字の変形・装飾は、印刷で再現できないので行わないでください:
      「囲い文字」「網掛け」「囲み線」「文字の効果」「拡張書式」。
    • 太字、斜字は、レイアウトが崩れる原因になるので使わないでください。
    • ローマ数字や丸囲数字は文字化けの原因となりますので、避けてください。
  1. 図・表
    • 図・表は、あらかじめ作成したものを、必ず「画像」に変換してから、原稿に貼り付けてください(予稿原稿上で直接Wordの作図・作表機能等を用いて作成すると、グラフや書込みの位置ずれ、表の位置ずれるなどが起きる原因になります)。
    • 予稿集は白黒印刷です。カラーの図も使用可能ですが、白黒印刷で理解できることを確認してください(キャプションにも注意。「図中の赤線が・・・」ではなく、「図中の点線が・・・」などにする)。
    • 図・表には必ず番号とキャプションを付け、本文から参照してください。
  1. タイトル、発表者
    • 発表登録で記入したものから変更しても構いませんが、全く異なる研究内容、発表者とすることは出来ません。
    • 予稿で提出したタイトル、発表者をそれ以降に変更することは出来ません(発表時のタイトル、発表者の変更は順番も含め出来ません)。
    • 発表者は、当日の参加・不参加にかかわらずその研究に関わった全員を書いてください。姓と名の間には「全角スペース」を、人と人の間には全角「、」を入れてください。同学年・同学校の人がいる場合にはまとめて学年・学校名を掲載してください。
    • 学校名は正式名称で掲載してください。中等教育学校でない中高一貫校については、発表者の所属する中学校か高等学校を掲載しますが、中学生・高校生の両方がいる場合は、両方掲載してください。
      (例) 天野 洋(高2)、加藤 絢、文部 太郎(高1)【英才高等学校】、横田 順(中1)【英才中学校】
    • 複数の学校の生徒による発表の場合、冒頭に発表チームの名前を(あれば)書いてください。
    • 予稿は、皆さんが学会発表した公式の証明になります。内容はもちろんのこと、発表者の氏名、所属に間違いが無いように、よく確認してください。
  1. 内容・構成について
    • 冒頭に2,3行程度の要旨を書いてください(サンプルを参考にしてください)。
    • 本文の内容、構成については特に決まりはありませんが、要旨、研究の背景、手段、結果、議論、まとめ、に対応する内容が含まれている事が望ましいです。ただし、紙面には限りがありますので、後述の予稿の目的を理解の上、最も効果的な表現を見つけてください。どうしてよいか分からない場合には、過去の予稿集を参考にするとよいでしょう。
    • 自分たちが研究したことと、本や過去の研究から学んだことをはっきり区別し、後者は出典を明記してください。
  1. その他
    • 予稿はその研究について全く知らない人に対して、発表内容に興味を持ってもらい、発表をよく聞いてもらうために作成するものです。
    • 字数が多くなって、文字を小さくしたり字間・行間を狭めて詰め込んだりした予稿は読んでもらえません。要点を簡潔に書きましょう。
    • 数式はWordの数式エディタを用いるときれいに書けます。
    • やむを得ず特殊なフォントを含む予稿を作成する場合には、実行委員会に相談してください。

    不明な点、技術的な質問などはジュニアセッション実行委員会に遠慮無く相談してください。
    ジュニアセッション実行委員長 山村一誠(JAXA宇宙科学研究所)
    Email:jsession@asj.or.jp

投稿前のチェックリスト
□ 紙のサイズ、余白は適切ですか?
□ 発表者名の書き方はルール通りですか?
□ フォントの種類とサイズは適切ですか?
□ 図や表は画像として貼り付けてありますか?
□ 図や表の文字は読める大きさ、解像度になっていますか?
□ 図や表には番号とキャプションが付いていますか?
□ 図や表はすべて本文から参照されていますか?
□ 白黒印刷でも分かるようになっていますか?
□ 文章や図に間違いはないですか?
□ 参考文献や過去の研究の引用の出典が明記されていますか?


(参考)PDFの作成方法

推奨されるPDFの作成方法(Adobe Acrobatを利用)
Windows:
ファイル→印刷→プリンタをAdobe PDFに設定→プリンタのプロパティでPDF/X-1aまたはPDF/X-1a(Japan)を選択→印刷
Mac:
ファイル→印刷→左下のプルダウンメニューから「Save as Adobe PDF」を選択→保存→Adobe PDFの設定でPDF/X-1aまたはPDF/X-1a(Japan)を選択→続ける→保存

Adobe Acrobatがインストールされていない場合
Windows(Word):
ファイル→別の名前で保存→PDFを選択→オプションで「フォントの埋め込みが不可能な場合はテキストをビットマップに変換する」をチェック→保存
Mac:
ファイル→印刷→左下のプルダウンメニューから「PDFとして保存」を選択→保存
※必ずPDFの作成方法をコメント欄に記入してください。