予稿の作成ガイド
ジュニアセッションでの発表申し込みは、予稿の受付をもって完了します。予稿は、研究の正式な報告書となる、大変重要なものです。以下の作成ルールを熟読し、理解した上で作成してください。ジュニアセッション実行委員会はすべての予稿に目を通し、内容が研究発表として適切か、印刷上の問題がないかを確認します。しかし、特に後者についてはチェック・フォローしきれない可能性があります。以下のガイドラインを守っていない場合、意図通りの印刷にならない場合があります※。
予稿は、皆さんが学会発表した公式の証明として、ジュニアセッションHPより恒久的に公開されます。 公開後の記載内容の修正等は原則出来ませんので、予めご了承ください。 内容はもちろんのこと、発表者の氏名、所属に間違いが無いように、よく確認してください。
特に発表者名の記述には注意してください。プログラムに掲載する発表者名は、予稿から抽出します。書式が間違っていたり、名前、所属が正しくないと、学会で発表した記録になりません。
ジュニアセッションの発表・予稿として適切でないと実行委員会が判断した場合、受理しない場合があります。
※皆さんの使っている、それぞれさまざまなPCの環境で作られた予稿原稿は、最終的に予稿集編集担当者がとりまとめ、冊子の形に作り上げます。PC環境の違いで起きる、レイアウトのずれや文字化けなどのトラブルを最小限に抑えるため、以下の作成ルールをよく読み、理解した上で作成してください。また、予稿の役割を理解し、必要な事柄を簡潔にまとめるようにしてください。なお、編集者の判断でレイアウト等に修正が加わる可能性があることをご承知おきください。
ダウンロード
■予稿原稿サンプル (Word: 2022.12.29版)■予稿原稿サンプル (PDF: 2022.12.29版)
■予稿原稿テンプレート(2022.12.29版)
■予稿作成のポイント (2022.12.29版) PDF 版
■予稿作成の適切ではない例 (2022.12.29版) PDF 版
■投稿前のチェックリスト (2022.12.29版)
- 作成方法、提出方法
- 原則として上記のWordのテンプレートを用いて作成し、Wordファイル (.docx) を提出してください。
- メール配送上およびレイアウト互換性の理由から、Wordファイルは必ず.docxで送ってください (.docは不可)。
- Wordの使える環境が無い方は、実行委員会までご相談ください。
- 予稿原稿は提出期間内に提出フォーム (受付終了) から提出してください。ファイルのサイズは5MB以下、またファイル名は「受付番号(2桁)_代表者氏名(半角英字).拡張子(docx)」としてください。
例: 00_Yamamura.docx
- 紙のサイズ、レイアウト、フォント
- A4サイズ1ページで作成してください。
- 上下左右に3センチメートルの余白を取ってください。
- ページ番号は入れないでください。
- レイアウト (段組など) に特に決まりはありません。
- フォントは以下のもののみを使ってください。
和文:MSゴシック、MS明朝、游明朝,游ゴシック
英文:Arial、Century
記号、数式:Cambria Math - 文字の大きさは8ポイント以上。図中の文字も同程度以上の大きさにしてください。
- Wordの以下の機能あるいは同様の機能を用いた文字の変形・装飾は、印刷で再現できないので行わないでください:
「囲い文字」「網掛け」「囲み線」「文字の効果」「拡張書式」。 - 太字、斜字は、レイアウトが崩れる原因になるので使わないでください。
- ローマ数字は、アルファベットの’I’や’V’を用いて記述してください。
- 丸囲み数字 (①、②など) は、以下の作成環境の場合のみ、利用出来ます。
それ以外では、文字化けの可能性がありますので使わないでください。 - Windows 10 + Office 2013以降 (Windows)、Mac OS 10.14以降 + Office for Mac 2019以降を利用している。
- 上記の和文フォントを使用している。
- ユニコード (Unicode) の丸囲み文字を使用している (Windowsの場合)。
- 実行委員会による確認のため、投稿時に丸囲み数字の有無を申告していただきます。
- 図・表
- 図・表は、あらかじめ PowerPointや Excel 等で作成したものを、図表中の文字、キャプションも含めすべて「画像」に変換してから、原稿に貼り付けてください (予稿原稿上で直接Wordの作図・作表機能等を用いて作成すると、グラフや書込みの位置ずれ、表の位置ずれるなどが起きる原因になります。テキストボックスも同様に位置ずれなどのトラブルの原因になりますので、図表全体を画像に変換してください)。
- 図表内の文字は、予稿原稿に貼り付けたときに十分な大きさ (本文と同程度) となるようにしてください。
- 予稿集は白黒印刷です。カラーの図も使用可能ですが、白黒印刷で理解できることを確認してください (キャプションにも注意。「図中の赤線が・・・」ではなく、「図中の点線が・・・」などにする)。
- 図・表には必ず番号とキャプションを付け、本文から参照してください。通常論文では、図のキャプションは図の下、表のキャプションは表の上に書きます。
- 図・表の番号表記は、「図1」、「表2」に統一してください。「画像」、「写真」、「グラフ」、「Fig.」などは避けてください。
- タイトル、発表者
- 発表申し込みで記入したものから変更しても構いませんが、全く異なる研究内容、発表者とすることは出来ません。
- 予稿で提出したタイトル、発表者をそれ以降に変更することは出来ません (発表時のタイトル、発表者の変更は順番も含め出来ません)。
- 発表者は、当日の参加・不参加にかかわらずその研究に関わった全員を書いてください。
- 予稿は、皆さんが学会発表した公式の証明になります。発表者の氏名、所属に間違いがあると、発表した記録として認められません。 間違いのないようによく確認してください。
- プログラムに掲載する発表者名は、予稿から抽出します。例年、書式の細かい間違いが多く、修正依頼や、その後の編集作業に不要な労力を要しています。正確な予稿集の編集のため、書式の統一にご協力ください。テンプレートの例を修正していくように作成することを進めます。
- 姓と名の間には「全角スペース」を、人と人の間には全角「、」を入れてください。学年の数字、および学校名に英数字が入る場合のみ半角で、他はすべて (学年のかっこも) 全角で書いてください。アルファベットで名前を表記する場合、姓名の順は慣習に従い、姓と名の間のスペースも含めて半角で記述してください。
- 同学年・同学校の人が続く場合にはまとめて学年・学校名を掲載してください。
- 学校名は正式名称で記述してください (×高校→〇高等学校)。中等教育学校でない中高一貫校については、発表者の所属する中学校、高等学校それぞれの正式な名称を書いてください。
ジュニアセッション実行委員会では、文部科学省の HP にある資料に記述されている学校名を、正式名称と見なしています。 - 学年は (中1)、(高2) のように書いてください。 中等教育学校の場合は(中等5)、高等専門学校の場合は(高専1)、高等専修学校の場合は(高修2)、 その他の学校 (インターナショナルスクールなど) の場合は (高3相当) などと書いてください。
- すでに高等学校を卒業している人が高等学校在学時に実施した研究を発表する場合は、山田 肇(2020年卒)【神田神保町高等学校】のように書いてください。
- 複数の学校の生徒による発表の場合でチーム名がある場合、学校の部活動名を明記したい場合は、冒頭に発表チームの名前・部活動名を書いてその後ろに全角コロン(:)を書いてください。これまで部活動名を【学校名】の中に書くこともありましたが、今後は【】の中は学校名のみにしてください。
- よく分からない場合には、ジュニアセッション実行委員会に問い合わせてください。
(例1: 部活名を明記したい場合)
英才高等学校・中学校 地学部:天野 洋(高2)、加藤 絢、文部 太郎(高1)【英才高等学校】、横田 順(中1)【英才中学校】
(例2: 中等教育学校の記述例)
銀河 太郎、天川 花子(高2)【天の川高等学校】、太陽 日向、金星 陽子(中1)、木星 五郎(中3)【太陽系第一中学校】、流星 光(中等3)【太陽系外中等教育学校】
(例3: チーム名のある場合、高専の場合、卒業生を含む場合)
エウロパ探査プロジェクト:有朋 愛(高専2)【岡山高等専門学校】、山川 清太郎(2020年卒)【下田高等学校】、田中 美咲(高2)【吉田女子高等学校】、佐藤 弘毅(高2)【筑波南高等学校】
- 内容・構成について
- 冒頭に2,3行程度の要旨を書いてください (サンプルを参考にしてください)。
- 本文の内容、構成については特に決まりはありませんが、要旨、研究の背景、方法、結果、議論、まとめ、に対応する内容が含まれている事が望ましいです。ただし、紙面には限りがありますので、予稿の目的をよく考え、最も効果的な表現を見つけてください。どうしてよいか分からない場合には、過去の予稿集を参考にするとよいでしょう。
- 自分たちが研究したことと、本や過去の研究から学んだことをはっきり区別し、後者は出典を明記してください。
- その他
- 予稿はその研究について全く知らない人に対して、発表内容に興味を持ってもらい、発表をよく聞いてもらうために作成するものです。
- 字数が多くなって、文字を小さくしたり字間・行間を狭めて詰め込んだりした予稿は読んでもらえません。要点を簡潔に書きましょう。
- 数式はWordの数式エディタを用いるときれいに書けます。
- やむを得ず特殊なフォントを含む予稿を作成する場合には、実行委員会に相談してください。
ジュニアセッション実行委員長 山村一誠 (JAXA宇宙科学研究所)
Email:jsession@asj.or.jp
Email:jsession@asj.or.jp
投稿前のチェックリスト
□ 紙のサイズ、余白は適切ですか?□ 発表者名の書き方はルール通りですか?
□ 発表者名、学校名の表記は正しいですか?
□ フォントの種類とサイズは適切ですか?
□ 図や表は文字も含め画像として貼り付けてありますか?
□ 図や表の文字は読める大きさ、解像度になっていますか?
□ 図や表には番号とキャプションが付いていますか?
□ 図や表はすべて本文から参照されていますか?
□ 白黒印刷でも分かるようになっていますか?
□ 文章や図に間違いはないですか?
□ 参考文献や過去の研究の引用の出典が明記されていますか?