講演会の詳細 (東京大学 伊藤国際学術研究センター シンポジウム 「サマースクール―宇宙距離尺度の新時代」公開講演会)

このページの情報は2015年の七夕講演会に関する ものです。最新の情報はhttps://www.asj.or.jp/tanabata/にあります。

講演会番号 36
主催 東京大学 伊藤国際学術研究センター シンポジウム 「サマースクール―宇宙距離尺度の新時代」公開講演会
会場 東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
所在地 文京区本郷7-3-1 東京大学伊藤国際学術研究センター
講演者 土居 守 (東京大学大学院理学系研究科・教授)
Richard de Grijs (北京大学, Kavli Institute for Astronomy and Astrophysics・教授)
Shrinivas R. Kulkarni (カリフォルニア工科大学・教授)
講演タイトル 「宇宙のはしご・宇宙の花火」
講演の内容宇宙に浮かぶ星や銀河までの距離は、どうやって測るのでしょうか。
天体までの距離を知ることは、天文学の基礎となるもっとも大事な
研究のひとつであり、常に天文学の最先端のテーマでもあります。

天文学では、天体までの距離に応じて異なる距離の測り方がありますが、
近くの天体までの距離の測り方からより遠くの天体までの距離の測り方を
順々につなげていくことで、非常に遠くにある天体でも距離を測れるのです。
一段一段先に距離を伸ばしていくこの方法論は「宇宙のはしご」と呼ばれます。

この「はしご」の段のひとつが、Ia型超新星を用いた距離の測定です。
2011年のノーベル物理学賞は、この方法を用いて宇宙の加速的膨張を
発見した研究グループに与えられました。「宇宙の花火」とも言える
この壮絶な爆発現象から、いったいなにがわかるのでしょうか。

本講演会では「宇宙のはしご」「宇宙の花火」それぞれの研究において
世界をリードする北京大学 Kavli Institute のR. de Grijs教授と
カリフォルニア工科大学の S. Kulkarni教授をお招きし、宇宙の構造と
進化についての最先端の研究をわかりやすく解説していただきます。
実施日時2015年6月29日 19:00 - 20:30
事前申込必要 http://stella.astron.s.u-tokyo.ac.jp/CDSchool/public/
当日席に空きがある場合は事前受付無しでもご参加頂けますが、
事前申し込みを行った先着100名様には記念品をお渡し致します。
定員200人(先着順)
対象どなたでも
費用無料
問合せ先公開講演会事務局 cdschool_public[at]astron.s.u-tokyo.ac.jp
Tel:0422-34-3628 (国立天文台・坂井伸行)
Webページhttp://stella.astron.s.u-tokyo.ac.jp/CDSchool/public/
その他通 訳: 当日は通訳を介し、日本語で講演をお聞き頂けます。