講演会の詳細 (国立天文台・国立天文台ハワイ観測所・SUPER-IRNET・大分大学理工学部(共催))

講演会番号 23
主催 国立天文台・国立天文台ハワイ観測所・SUPER-IRNET・大分大学理工学部(共催)
会場 J:COMホルトホール大分 3F大会議室
所在地 大分市金池南一丁目5番1号
講演者 (1) 小山 佑世(国立天文台ハワイ観測所・准教授)
(2) Jason Rhodes(NASAジェット推進研究所・Senior Research Scientist)
(3) 吉田 道利(国立天文台・副台長)
講演タイトル 最新天文学が解き明かす宇宙の謎
講演の内容(1) 講演題目「大分から、宇宙の果てまで」(10:00-10:30)
概要:「宇宙」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?謎とロマンにあふれたミステリアスな世界?星や銀河の輝く美しい世界?それともダークマターやブラックホールが支配する暗黒の世界…?誰もが宇宙は果てしなく大きな存在であることは分かっていても、そのサイズ感をすぐにイメージできる人はなかなかいません。本講演では、大分県出身の天文学者が、最新の研究成果も交えながら、星とは何か?銀河とは何か?そして、私たちの住む宇宙はどんな構造をしているのか?を分かりやすく解説します。そして、ハワイ島マウナケアのすばる望遠鏡で開発が進む、最新の観測技術についても紹介します。

(2) 講演題目「Darkness Surrounds Us: The Other 95\% of the Universe」(10:35-11:25)
概要:All the material we can see is just a small fraction of the universe. The rest, a full 95 percent, is invisible and mysterious. These are the enigmatic dark matter and dark energy. While dark matter keeps things like galaxies together, dark energy acts in an opposite way? it pushes groups of galaxies apart and expands the universe itself. I will discuss how astronomers are working to map the universe’s dark matter so they can see the effects of dark energy. The will help us understand the ultimate fate of the universe.
(日本語の簡易通訳・解説あり)

(3)講演題目「金銀プラチナ、ブラックホール」(11:30-12:10)
概要:私たちの世界は様々な元素に満ち満ちています。私たちの生命に不可欠な元素(酸素、炭素、窒素など)は、そのほとんどが、最も単純な元素である水素から、星(恒星)の内部で核融合によって作られたものです。しかし、金・銀・プラチナに代表される鉄より重い元素は、核融合で合成することができず、普通の星では作れません。これらの貴金属は宇宙のどこでどうやって生まれたのでしょうか。現代天文学は、宇宙の謎の天体であるブラックホールが、そのカギを握っていることを明らかにしてきました。本講演では、皆さんの身近にある(?)金銀プラチナとブラックホールの意外な関係について、お話したいと思います。
実施日時2024年7月28日 10:00 - 12:10
事前申込不要 (申込み無しでの当日受付も行いますが、参加をご検討されている方は事前登録をお願いいたします。(7月15日までに事前参加登録いただいた方には記念品をプレゼント)
事前参加登録は以下よりお申し込みください。
https://forms.gle/NTYGBYpDrA6ptzyH9

事前参加登録で定員に達した場合は、当日受付は行いません。Webページでお知らせします。)
定員300人(先着順)
対象小学生、中学生、高校生、大人
費用無料
問合せ先大分大学理工学部 小西美穂子
E-MAIL: mkonishi [at] oita-u.ac.jp
Webページhttps://sites.google.com/view/oita-astro-pubtalk2024/