110巻1月号表紙

2017年1月号表紙

2017年1月号

【表紙図説明】
Advanced LIGO重力波望遠鏡で検出された重力波GW150914(右),GW151226(左)の天球面上での高存在確率領域マップと日本の望遠鏡群.左上から時計回りに1.4 m IRSF望遠鏡,1.05 m miniTAO望遠鏡,8.2 mすばる望遠鏡,1.05 m木曽シュミット望遠鏡,10 m ASTEサブミリ波望遠鏡,京都3.8 m望遠鏡,国際宇宙ステーションのきぼうに搭載された高エネルギー電子・ガンマ線観測装置CALET(左端),2 mなゆた望遠鏡,国際宇宙ステーションのきぼうに搭載された全天X線監視装置MAXI(右側手前),1.5 mかなた望遠鏡,0.5 m岡山MITSuME望遠鏡,岡山188 cm望遠鏡,0.5 m HinOTORI望遠鏡,0.5 m明野MITSuME望遠鏡,山口32 m電波望遠鏡(2台),B&C 0.61 m望遠鏡,1.8 m MOA-II望遠鏡,岡山0.91 m望遠鏡. (「重力波電磁波対応天体追観測」特集 参照)
【表紙デザイン】
氏族を表す印があるのは日本と欧州だけで,さまざまな装飾要素が時期をおいて変化する欧州と違い,日本のものはほとんど変化せず,ピクトグラムのようにシンプルな構成で一族のアイデンティティなどを表現しています.その意匠対象は天体を含む万物で,ほとんどが矩形や円の中に収まるように配置され,2色のみで表現されます.日月星は今では身近な天文ですが,当時はまだ神秘な存在で,神がかった力を自分の中に,一族の中に,取り込みたかったのかもしれません. (表紙の紋は,上から順に「浪に日足に鴎」「土星に天体」「月に北斗星」)


特集:重力波電磁波対応天体追観測

重力波事象と電磁波による同時観測・追観測への期待 神田展行  蔵出し
J-GEMによる光赤外線における重力波対応天体追観測の取り組み 諸隈智貴  蔵出し
Subaru/Hyper Suprime-Camを用いた重力波可視光対応天体探査観測 冨永望  蔵出し
MAXIによる重力波X線対応天体の探査 芹野素子  蔵出し
重力波光赤外線対応現象フォローアップ用チベット望遠鏡HinOTORIの開発 内海洋輔  蔵出し
重力波源候補天体の即時分光フォローアップ観測用可視光面分光装置の開発と観測 松林和也・太田耕司  蔵出し
木曽超広視野CMOSカメラTomo-e Gozenによる重力波可視光対応天体の探査 酒向重行  蔵出し

林忠四郎賞

日本がリードするモザイクCCDカメラの開発 宮崎聡  蔵出し

研究奨励賞

銀河進化と宇宙再電離の観測的研究 小野宜昭  蔵出し

天球儀

《2015年度日本天文学会 天体発見賞》 星を探して半世紀を振り返って―超新星2006jcとの出会い 板垣公一  PDF

雑報

日本天文学会 早川幸男基金による渡航報告書
Cerro Tololo Inter-American Observatory (CTIO)/Blanco 4 m Telescope
仁井田真奈  PDF
日本天文学会 早川幸男基金による渡航報告書
The Ninth Harvard-Smithsonian Conference on Theoretical Astrophysics,  The Transient Sky
増山美優  PDF
日本天文学会 早川幸男基金による渡航報告書
IRIS-6 Workshop
岡本丈典  PDF

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