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2023年 公開講演会

第71回

対象  : 中学生以上・一般向け
形式  : 対面とオンラインを併用したハイブリッド形式
定員  :【対面】200名(事前申込制)、【オンライン】 ライブ配信(事前申込不要) 
参加費 : 無料 (当日は常設展示室を自由に観覧できます) 
主催  : 日本天文学会、名古屋市科学館
共催  : 名古屋大学

※現地参加の申込締切:9/5(火) お申込はこちら(名古屋市科学館Webサイト)

テーマ 名古屋が支える宇宙望遠鏡プロジェクト
日時 2023年9月18日(月・祝)13:00 〜 16:00 (現地の開場 12:30)
会場 【対面】名古屋市科学館 生命館地下2階 サイエンスホール
講演1

「XRISM衛星で宇宙に吹き渡る風を見よう!」
 講師:中澤 知洋(名古屋大学 素粒子宇宙起源研究所/大学院理学研究科 准教授)

 今年日本から打ち上げ予定の宇宙X線観測衛星XRISM(クリズム)は、これまでより30倍も精密な分光ができます。ドップラー効果を用いて、「ブラックホール」から吹き出す光速の3割すなわち秒速10万kmの風、宇宙最大の天体「銀河団」の中を吹き荒れる秒速 500 km 以上の乱流など、激しく灼熱な宇宙の現象の中で「吹き荒れる嵐」の強さを初めて詳しく測定し、ダイナミックな宇宙を探ります。

講演2

「最も身近な恒星「太陽」の不思議とSOLAR-Cミッション」
 講師:今田 晋亮(東京大学 大学院理学系研究科 教授) 

 最も身近な恒星である太陽にも、まだまだ未解明の謎がたくさんあります。SOLAR-Cは高空間分解能(太陽表面で300km)、高時間分解能(1秒程度)、広い温度範囲(1万度から数千万度)で観測する極端紫外・紫外域の分光撮像観測装置で、日本が中心となって推進する2020年代に最優先で実現を目指した日本主導の国際協力ミッションです。SOLAR-Cを用いて、どのようにして太陽の謎を解明しようとしているかご紹介します。

講演3

「重力波で宇宙の産声を聞こう!」
 講師:川村 静児(名古屋大学 大学院理学研究科 教授)

 重力波の音が初めて聞こえて以来、ブラックホールや中性子星の連星合体からやってくる、いろいろな重力波のメロディーが聞こえてきました。将来的には、宇宙重力波望遠鏡DECIGOにより、宇宙の産声を聞き、宇宙誕生の謎に迫ることも期待されています。本講演ではこれまでに聞こえた重力波のメロディーをお聞かせし、また、DECIGOのためのモノづくりについても解説します。

ポスター

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第70回

対象  : 中学生以上・一般向け
形式  : 対面とオンラインを併用したハイブリッド形式
定員  :【対面】80名(先着順・事前登録制)、【オンライン】 1,000名(先着順・事前登録制) 
参加費 : 無料

テーマ ブラックホール物理と星・惑星科学
―ブラックホールの観測と惑星探査―
日時 2023年3月12日(日)13:30 〜 16:00 (現地の開場 13:00)
会場 【対面】太刀川カンファレンスルーム(立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館3F)
    池袋キャンパス アクセスマップ
【オンライン】Zoom/webinar
講演1

「X線で見るブラックホール」
 講師:山田 真也(立教大学理学部 准教授)

 日本の人工衛星を用いたX線観測は約40年以上前から始まり、来年度、最新のX線観測衛星XRISMが打ち上がる予定です。XRISM衛星の主検出器である極低温X線カロリメータの開発担当者として、開発状況からブラックホールサイエンスの話まで、わかりやすく紹介します。

講演2

「はやぶさ2の小惑星旅行」
 講師:亀田 真吾(立教大学理学部 教授)

 はやぶさ2は2020年12月に地球に小惑星のかけらを持ち帰りました。打ち上げは2014年12月であり、6年間の長い旅となりました。この計画の目的/内容について、観測装置の開発担当者としての実体験(裏話)も含めて、ご紹介させて頂きます。

共催 立教大学 理学部
ポスター

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