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2024年 公開講演会

第73回

対象  : 中学生以上・一般向け
形式  : 対面 (ライブ配信の予定はありません)
定員  : 200名(先着順) 
参加費 : 無料  
主催  : 公益社団法人 日本天文学会

テーマ 南極から探る宇宙の姿
日時 2024年9月14日(土)13:00 〜 15:30(開場 12:30)
会場 三田キッピーモール 6階 多目的ホール(まちづくり協働センター)
〒669-1528 兵庫県三田市駅前町2−1
講演1

「南極天文台から銀河と宇宙の謎に挑む」
 講師:中井 直正(関西学院大学 フェロー)

 地上最高の天文観測環境にある南極内陸部の高原地帯に新しい基地を作り、口径12m高精度電波望遠鏡を設置して遠い宇宙の観測から銀河と巨大ブラックホールの誕生と進化、宇宙の膨張率と宇宙年齢の謎に挑む。

講演2

「南極の氷からひもとく地球と宇宙とのつながり」
 講師:望月 優子(理化学研究所 仁科加速器科学研究センター 雪氷宇宙科学
    研究室 室長、埼玉大学大学院 理工学研究科 連携教授)

 東南極の内陸に位置する南極高原に、日本南極地域観測隊によって建設された観測基地「ドームふじ」がある。このドームふじ周辺域は、過去から現在にわたって、雪や氷が天体現象の影響を強く受けてきたと考えられる地域である。ドームふじの地下深くの氷を分析すると、雪氷学者らが長らく調べてきた地球の過去の気候変動や火山活動に加えて、過去の太陽活動をも探ることができる。さらには、天の川銀河内で発生した「超新星爆発」と呼ばれる、重い星の一生の最後の爆発の痕跡を捉えることができる可能性もある。本講演では、これらの研究を紹介し、私たちの住む地球と宇宙とのつながりについて考える。

共催 関西学院大学
ポスター

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第72回

対象  : 中学生以上・一般向け
形式  : 対面、オンライン配信
定員  :【対面】150名(事前申込制) 
     【オンライン】定員無し (申込不要)
参加費 : 無料  
主催  : 日本天文学会

※ 現地参加:こちらのフォームからお申込ください(締切:3月7日(木曜日)、先着順)
※ オンライン参加:https://www.youtube.com/watch?v=wkD5Cj-UlZo(ライブ配信)

テーマ 大型望遠鏡で迫る宇宙の謎
日時 2024年3月9日(土)13:30 〜 16:00(現地の開場 13:00)
会場 小柴ホール(東京大学 本郷キャンパス 理学部1号館 中央棟2階 )
住所:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス
講演1

「重力波天文学とKAGRA」
 講師:梶田 隆章(東京大学 卓越教授、東京大学宇宙線研究所 教授)

 近年、連星ブラックホールや連星中性子星の合体現象などを重力波で調べることが可能となりました。本講演では重力波天文学と呼ばれる新しい研究分野を紹介します。日本でもKAGRAプロジェクトで重力波の観測を目指した取り組みが進められてきました。特にKAGRAについても現状と今後目指す科学の方向性などを紹介します。

講演2

「膨張する宇宙をすばる望遠鏡で検証する!」
 講師:高田 昌広(東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 教授)

 約138億年の膨張する宇宙の歴史は、インフレーションと呼ばれる宇宙の始まり、ダークマター、ダークエネルギーを仮定した約 5 個程度のパラメータ(物理量)の宇宙の標準理論で記述され、様々な宇宙の観測データを驚くほど美しく説明することに成功しています。日本の口径8.2mのすばる望遠鏡から得られた約 2500万個の銀河の画像データを用い、この宇宙の標準理論を徹底的に検証しました。このすばる研究の成果を紹介します。

ポスター

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