天文月報

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2020年7月号

【表紙画像説明】

1982年の野辺山宇宙電波観測所開所の際には,Nature誌に「日本は天文学分野で実質的なリーダー,たぶん基礎科学での初めてのリーダーの役割を楽しむことになりそうである」と紹介された.日本の基礎科学の大きなマイルストーンであった.以来40年近くにわたり,主力観測装置の45 m電波望遠鏡は,日本の観測天文学において重要な役割を果たし続け,現在でも高い生産性をほこっている.2号にわたり,歴史的価値を持つ観測成果を出すべく重点観測として実行された「レガシー観測」の成果を,紹介させていただいている.是非,45 m電波望遠鏡の活躍をご堪能いただきたい.

【表紙デザイン】

もうすぐ七夕ということで夏の大三角形のデザインをしました.毎年七夕は何故か晴れないイメージなので,今年は晴れて織姫様と彦星様が出会えることを祈っています.

2020年6月20日 発行

CONTENTS

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野辺山レガシー特集(2)

W40とSerpens Southの星形成
下井倉ともみ
蔵出し
大質量星形成領域M17 ―野辺山星形成レガシープロジェクト
杉谷光司
蔵出し
近傍銀河の分子ガス複数輝線撮像観測 COMING―プロジェクトの概要―
徂徠和夫・久野成夫・中井直正・村岡和幸・中西裕之・COMINGチーム
蔵出し
近傍渦巻銀河における分子ガスの速度場のフーリエ解析
サラク ドラガン・COMINGチーム
蔵出し
空間分解した星形成則から探る銀河の進化
竹内 努・依田 萌
蔵出し

シリーズ: 天文学者たちの昭和

海部宣男氏ロングインタビュー
 第4回:野辺山45m電波望遠鏡(前編)
高橋慶太郎
公開

書評

シリーズ〈宇宙総合学〉
榎戸輝揚
公開
ぷらべん 88歳の星空案内人 河原郁夫
渡部義弥
公開

雑報

日本天文学会 早川幸男基金による渡航報告書
 Constraining the Clustering of “Typical” Quasars in the Early Universe
何 晩秋
公開
日本天文学会 早川幸男基金による渡航報告書
 Anglo-Australian Telescope Observation of High-z Radio Galaxies
山下拓時
公開

月報だより

寄贈図書
公開記事
月報だより
公開記事