編集委員一覧
2025-2027年度
編集長 日下部展彦(アストロバイオロジーセンター)
今期の天文月報の編集委員長という大役を仰せつかりました.私にとって天文月報は,様々な天文分野の最先端の研究に触れられる貴重な情報源でした.さらにこの10年は天文学の発展に関わる歴史的資料にもなるオーラルヒストリーも継続的に掲載され,その価値は天文学の域を超えつつあるように思います.分野関連系の重要性が叫ばれる中,天文月報が今後もますます天文学の裾野を広げていけるよう,努めていきたいと思います.
岡本丈典(国立天文台)
はてさて,自分はどれだけ編集作業に貢献できているのだろうか,あるいは2年前に「執筆者の個性を活かす編集を心がける」と書いたのは単に編集作業をサボっているだけではないのか,と自問したりしなかったりですが,引き続き編集委員を努めさせていただきます.
小山翔子(新潟大学)
一期目は,専門とする超長基線電波干渉計(VLBI)や巨大ブラックホール分野に加え,超新星爆発や星形成といった多岐にわたる記事を担当させていただきました.学会員に読んでいただくことを念頭に,文章を推敲する難しさと面白さを知り,多くの学びを得ました.二期目はVLBI関連の記事をより一層充実させる所存です.
志達めぐみ(愛媛大学)
2期目の志達です.X線連星の観測的研究を専門としております.1期目には,特集やシリーズ物なども含め様々な記事を担当させていただき,編集の仕事や他分野の研究成果など,多くのことを学びました.幅広い読者の皆様に楽しんでいただける魅力的な天文月報になるよう,企画や編集の仕事を通じて貢献できればと考えております.引き続きどうぞよろしくお願いいたします.
鈴木大介(大阪大学)
2期目の編集委員を務めさせていただきます,鈴木です.毎月の打ち合わせでの編集委員長の段取りの良い進行には頭があがりません.また、すべての原稿に目を通し,原稿の進捗状況の把握,編集委員の作業締切の管理,印刷所とのやり取りや日程調整までやっていただいている事務方のお二人に,すべての読者に代わって感謝申し上げます.引き続きよろしくお願いいたします.
鳥海森(ISAS/JAXA)
月報編集委員2期目となります.太陽・恒星を中心に観測データ解析や数値計算による研究に取り組んでいます.1期目は単独記事をいくつかと「ひさき」特集号を提案,担当しました.ようやく仕事に慣れてきたところですが,2期目もより魅力ある雑誌にできるよう,引き続き貢献していきます.よろしくお願いいたします.
信川久実子(近畿大学)
編集委員として活動する中で,自身の専門(X線を用いた天の川銀河の観測と装置開発)以外の研究成果にも多く触れ,天文学の幅広さと奥深さ,そして著者の皆さまが研究に注がれている多大な努力と熱意を,改めて実感しています.2期目も,より良い記事をお届けできるよう,微力ながら貢献してまいりたいと思います.
橋本拓也(筑波大学)
月報編集委員2期目です.専門は遠方銀河の観測研究ですが,委員の仕事を通じて幅広い分野の記事に楽しく関わらせていただくことで,私自身の視野も広がりました.今後もこれまでと同様に,幅広い読者の方々に楽しんでいただける記事の作成に貢献したいと思います.どうぞよろしくお願いします.
宮本祐介(福井工業大学)
編集委員2期目となります宮本です.1期目を振り返ると特集号や自分の専門以外の分野の記事についても担当し楽しく仕事をさせていただきました.2期目も読者の皆様にわかりやすい雑誌をお届けできるよう頑張りたいと思います.どうぞよろしくお願いいたします.
高橋葵(ISAS / JAXA)
今期より編集委員を拝命いたしました.系外惑星から黄道光に至るまで太陽系内外の天体に興味を持ちながら,装置開発を専門として研究しております.編集委員として自分自身も天文学,あるいはその研究成果を伝える術を学ぶべく活動してまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします.
田中壱(国立天文台・ハワイ)
今年から委員を務めさせて頂きます,ハワイ観測所の田中壱と申します.私の天文学キャリアの出発点に天文月報が存在しており,それは他の多くの方も同じと思います.若者に研究という世界へさらに深くいざなうきっかけとなる様な記事を,世に送り出せたらいいなぁと思います.微力ながら,何かお手伝いができれば幸いです.
谷川衝(福井県立大学)
今期より編集委員を務めることになりました谷川です.星団の力学進化,コンパクト連星の形成理論,数値シミューレション,コンパクト連星の探査などを専門としております.専門外の読者の方にとってわかりやすい記事を提供できるよう努力していきたいと思います.どうぞよろしくお願いいたします.
中島亜紗美(名古屋市科学館)
今期より編集委員に加わることになりました.学生時代の専門は星惑星形成の観測的研究や赤外線装置開発ですが,現在はプラネタリウムで,天文学の幅広い話題を解説しています.天文月報は最新研究を日本語で読める貴重な雑誌で,職場でも大変重宝しております.天文教育に携わる者として,他分野やアマチュアの方にも魅力が伝わる記事を届けられるよう尽力したいと思います.
福島肇(筑波大学)
今期より編集委員を務めることになりました福島です.私の専門分野(星・惑星形成)も含めた,多くの天文学に関する話題について,分かりやすい記事を読者の皆様にお届けできるように頑張りたいと思います.
藤澤幸太郎(東京工科大学)
今期より編集委員を務めさせていただくことになりました,藤澤です.中性子星や白色矮星などの高密度天体を中心に,回転や磁場を伴っている星を研究しています.回転や磁場があるものは大体好きです.ふとページをめくった時に,偶然目にした記事を読んでみたら予想外に面白かった,というのが雑誌ならではの魅力だと思っています.読者のみなさまと天文月報の記事との,素敵な出会いをお手伝いできるように,精一杯努めてまいります.
宮武広直(名古屋大学)
今期より編集委員を務めさせていただくことになりました.専門は観測的宇宙論で,現在まですばる望遠鏡Hyper Suprime-Camを使った宇宙論解析を行ってきました.様々な分野の読者の方,またプロ・アマチュア・学生を含む幅広い読者の方に楽しんでいただけるよう編集に取り組んで参ります.どうぞよろしくお願いいたします.
守屋尭(国立天文台)
今期より編集委員となりました国立天文台の守屋尭です.超新星爆発の研究を専門としています.これまで天文月報の記事から多くのことを学ばせていただきましたので,多少なりとも恩返しができたらと思っています.特に若い世代の方々が読んでためになるような天文月報にできたらと考えています.よろしくお願いいたします.