天文月報

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2023年1月号

【表紙画像説明】
多くの理論研究から,合体末期の銀河では大質量ブラックホールへの高い質量降着率を持つ活動銀河核が生じ,その中心領域はガスやダストに深く埋もれることが予想されているが,その真の構造は謎に包まれていた.本研究では,近傍合体銀河の包括的な多波長観測研究を行うことで,埋もれた活動銀河核の構造を調査した.その結果,銀河からブラックホールへの激しい質量降着流を持つと共に,ブラックホール近傍から銀河にまで拡がる莫大なエネルギー放出を伴った構造であることが分かった.図は合体末期の埋もれた活動銀河核の多スケール構造を示す.


【表紙デザインコンセプト】
2023年の卯年にちなみ,遠い星に住む「うさぎ」に似た生命体が主人公です.太陽系を発見し,探索する様子を12ヶ月の表紙で描きます.不思議な天文台の物語をお楽しみいただけましたら幸いです.

【今月の表紙デザイン】
「太陽」
光り輝く未知の星を発見した.膨大なエネルギーが渦巻く姿は,凪の海に住む「うさぎ」たちの探究心をかきたてる.周囲を巡る天体と共に,今後も観測を続けていくようだ.

表紙製作 ミナミ シズホ

2022年12月20日 発行

CONTENTS

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EUREKA

多波長観測で探る合体銀河中の銀河–ブラックホール共進化機構
山田智史
蔵出し

天球儀

<2021年度日本天文学会天体発見賞>
自作の自動掃天システムによる超新星2021afsjの発見
徳岡修二
蔵出し
企画展「新潟の赤いオーロラ」を開催して
中沢陽
公開

追悼

追悼 松本敏雄先生
公開
松本さんの思い出:赤外線天文を始めた頃
奥田治之
公開
RUSH‒RUSH MAN松本さん
村上浩
公開
松本さんが生涯をかけて取組んだ近赤外背景放射の研究
松浦周二
公開
松本先生と追究した近赤外線背景放射
James J. Bock
公開
松本先生の思い出
Hyung Mok Lee
公開
私の知っている松本さん
Shiang-Yu Wang
公開

雑報

日本天文学会早川幸男基金による渡航報告書
AASTCS 9: Exoplanets IV
佐藤佑樹
公開
日本天文学会早川幸男基金による渡航報告書
COSMOS team meeting 2022
伊藤慧
公開
日本天文学会早川幸男基金による渡航報告書
SPIE Astronomical Telescopes+Instrumentation
中野覚矢
公開

月報だより

月報だより
公開記事

広告・その他

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表2 日本天文学会 賛助会員一覧
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表3 日本天文学会
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表4 株式会社五藤光学研究所
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