【表紙画像説明】
日本の静止気象衛星「ひまわり8号」は,10分に1度の頻度で地球全面の画像を取得している.画像中の地球周囲には実は宇宙空間も写っており,この僅かな隙間にたまに背景の恒星が写り込むことがある.気象衛星による可視光から中間赤外線に渡る多バンド(0.45-13.5 µmまで16バンド)かつ,太陽による間断のない高頻度・長期間な(例えばベテルギウスは平均して1.72日に1回,執筆時点で6.5年間)測光観測は,ベテルギウスの大減光の研究など,時間領域恒星天文学で有用である可能性を秘めていると考えている.
((c)Taniguchi, D., et al., 2022, Nature Astron. 6, 930)
【今月の表紙デザイン】
「地球」
銀色の星の近辺を調査したところ,不自然な衛星が複数発見された.
人工の衛星は,銀色の星が巡る惑星に文明が存在することを示している.
未知の「彼ら」を調査するため,まずは探査機を帰還させることにした.
表紙製作 ミナミ シズホ