【表紙画像説明】
IXPE衛星により「はくちょう座X-1」のX線偏光観測が行われた.「はくちょう座X-1」は地球から6,000光年以上離れた連星であり,空想図(表紙)が示すように,ブラックホール(中央の黒丸内にある)の周りに,伴星(手前の大きな星)から物質が降り積もって降着円盤が形成され,さらに希薄な高温プラズマ(コロナ)がブラックホールおよび円盤の周りを囲むと考えられている.現実的には撮像は不可能だが,偏光観測によりブラックホールの回転や円盤・コロナの幾何構造を調べることができる.詳しくは今月号のIXPE特集の記事(観測および理論)を参照されたい.(c)Credits: John Paice
表紙製作 takaco