【表紙画像説明】
(左図)すばる望遠鏡によるぎょしゃ座AB星の赤外線画像.中心星は装置により隠されており,星周円盤とともに誕生したばかりの「原始惑星」をとらえた姿.この系外惑星は木星よりかなり大きな質量を持つと推定されている.詳細は今月号ABC特集の葛原氏の記事を参照されたい.(Credit: T. Currie/Subaru Telescope)
(右図)浮遊植生の季節変動に伴う水面反射率の周期的変化のイメージ図.将来の宇宙望遠鏡や30 m級望遠鏡により,地球型惑星の直接撮像が期待されている.もし,ハビタブルゾーンにある地球型惑星が季節変動を持ち,表面に浮き草のような浮遊植物が繁茂していれば,この反射率の変動が生命探査における新たな指標の一つになるかもしれない.詳細は今月号ABC特集の滝澤氏の記事を参照されたい.(Credit:アストロバイオロジーセンター)
【今月の表紙デザイン】
人類が初めて月面着陸した50年以上前,そこから今に続く月探査への挑戦.私たちが最も身近に感じる月への興味と,人類誰もが月からの地球を眺めるだろう未来をイメージしました.
表紙製作 藤原雅樹