天文月報

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2020年12月号

【表紙画像説明】
星や銀河の存在しない暗黒時代の宇宙から,ビッグバンの数億年後に初めて誕生する星々が初代星です.星の一生を左右する星質量を調べるため,標準宇宙モデルに基づく初期宇宙の状態をスーパーコンピュータ内に再現しました.この時間発展を数値的に解くことで,その後に何が起こるかを観察しました.まず暗黒物質による大規模構造が形成され(背景図),その中でも密度の高い場所で初代星の「ゆりかご」となるガス雲が現れます(拡大図).ガス雲は密度分布に見られるような個性を持ち,これは中心で誕生する初代星の星質量を左右します.その結果,初代星が太陽質量の10-1,000倍という幅広い星質量を持つことがわかりました.


【表紙デザイン】表紙製作:中村 翠
12月号のデザインは天王星の様子です.少し冷たい色味も周囲を取り囲む輪があるところもとても好きな惑星なので最後に持ってきました.
早いもので2020年の表紙デザインが全て終了いたしました. 様々なことがあった2020年ですが,この1年「天文月報」の表紙デザインを担当させていただくことが出来幸せでした.有難うございました.

2020年11月20日 発行

CONTENTS

目次
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SPICA特集(2)

SPICAで見る近傍銀河と銀河系
江草芙実・SPICAサイエンス検討会「近傍銀河・銀河系」班
蔵出し
SPICAで探る星形成・星間媒質
井上剛志・岩崎一成・大屋瑤子・神鳥亮・島尻芳人・立原研悟・古家健次
蔵出し
SPICAで探る惑星形成過程の物質進化
本田充彦・野村英子・野津翔太・SPICAサイエンス検討会・惑星形成班
蔵出し
SPICAが切り拓くサイエンス:「太陽系・系外惑星」
平野照幸・大坪貴文・佐川英夫・SPICAサイエンス検討会「太陽系・系外惑星班」
蔵出し

研究奨励賞

突発天体とコンパクト天体形成の最前線へ
樫山和己
蔵出し
宇宙最初の星々の誕生
平野信吾
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シリーズ:天文学者たちの昭和

海部宣男氏ロングインタビュー
第9回:すばる望遠鏡(後編)
高橋慶太郎
公開

雑報

日本天文学会早川幸男基金による渡航報告書
The EGU General Assembly 2019 etc.
和田有希
公開

年会

日本天文学会2021年春季年会のお知らせ
公開記事

月報だより

月報だより
公開記事

広告・その他

表-3
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表-4
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表-2 日本天文学会賛助会員名簿
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