天文月報

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2021年1月号

【表紙画像説明】
2001年11月19日未明から明け方にかけて,しし座流星群による流星雨が日本上空に出現した.画像は東京大学木曽観測所の夜天光全天カメラで19日4時から1時間露出した影像の南方を拡大したものである.上が天頂方向で,右上部の明るい光跡はProcyon(0.4等),中央付近の光跡はうみへび座のAlphard(2.0等)である.まさに雨が降るがごとく流れ,人々に忘れられない強い印象を残し,多くの科学的知見をもたらした.
【表紙デザインコンセプト】
1年を通して見られる数々の天文現象と,それらが由来する数々の星座や天体観測の器械などをモチーフに,切り絵で表現します.興味の裾野をさらに広げながら資料にあたり,イメージを形にしていきます.毎月お楽しみに!
【今月の表紙デザイン】
「とけい座」と「レチクル座」〜フランスの天文学者ラカイユが設定した南天14星座より
ガリレオが発見した振り子の等時性を用いて,17世紀にホイヘンスが発明,製作した振り子時計と,望遠鏡の焦点面に張られる測定用ネット(レチクル)をモチーフにした創作切り絵です.
Horologium, Reticulum (Hor, Ret)
Both the southern constellations created by French astronomer Nicolas-Louis de La Caille [Lacaille].

表紙製作 切り絵・小栗順子

2020年12月20日 発行

CONTENTS

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ASTRO NEWS: 2020年ノーベル物理学賞受賞によせて

Andrea Ghez教授と巨大ブラックホール:ノーベル物理学賞受賞によせて
西山正吾
蔵出し
祝ノーベル物理学賞,Genzel先生
児玉忠恭
蔵出し
Roger Penroseの業績とその意義
小玉英雄
蔵出し

欧文研究報告論文賞

中性子星合体と重元素の起源
田中雅臣
蔵出し

EUREKA

世界最高精度のダークエネルギー,ニュートリノ質量の制限を目指して
杉山尚徳
蔵出し
X線分光観測で探る中性子星における速い陽子捕獲過程元素
窪田めぐ・牧島一夫・玉川徹・Liyi Gu
蔵出し

天球儀

〈2019年度日本天文学会天文功労賞〉
いまだに新星探し
山本稔
公開
東京大学木曽観測所夜天光全天カメラに記録されていた2001年しし座流星群
吉田英人
公開

シリーズ:天文学者たちの昭和

海部宣男氏ロングインタビュー
第10回:台長時代(前編)
高橋慶太郎
公開

雑報

日本天文学会早川幸男基金による渡航報告書
The Future of X-ray Timing
丹波翼
公開
日本天文学会早川幸男基金による渡航報告書
LOFAR MKSP Annual Meeting and Busy Days
酒見はる香
公開

月報だより

寄贈図書
公開記事
月報だより
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広告・その他

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